どうも塾長です。

 

昨日の続きです。

 

一通り解いてみて、難易度、変更点、来年度以降の受験生に向けた勉強法などまとめましたので、ご興味のある方はご一読ください。

※難易度は完全に塾長の主観で判断しています。悪しからず。

 

 

国語

難易度

例年通りだったと思います。

変更点

記述がマークになったくらいで、問われている内容に特に大きな変化はありませんでした。

来年度以降の勉強法

「本文を正しく読み取る力」「根拠を持って選択肢を選ぶ力」これが必要です。

この2つの力があれば、どんな形式になろうが対応できます。

以上を踏まえて、

①国語の問題や日常生活で触れる「意味のわからない言葉」は、辞書などで調べるようにしましょう。

 本文が読めないのは、ほとんどが知らない言葉で溢れていることが原因です。

 

②定期テスト、学力テスト、模試などで、必ず答えの根拠を考える癖をつけましょう。

 国語は「なんとなく」で解きがちな人が多いですが、必ず本文中に根拠があります。

 この辺り、塾生は徹底して叩き込むので覚悟しておいてください(笑)

 

③お堅い文章に慣れておきましょう。こればかりは演習量がモノを言います。

 すでにそういった類の文章を抵抗なく読める人は、ここは飛ばしてもらって結構です。 

 

数学

難易度

例年通りでしたが、マークになった分、簡単に感じました。

平均点は例年より上がるのでは??

そうすると来年度は少し難しくなるかもしれません。

変更点

特にありませんでした。

毎年、「もしかしたら出るかもしれん…!」

と一応やっていた箱ひげ図。やっと出てきてくれました!

気持ちは山王戦で赤木と三井が拳を合わせたシーンの木暮くんです。(意味不明な人はスラムダンク読んで!めちゃくちゃ面白いから!塾にもおいてあるよ!勝手に借りてっていいよ!)

来年度以降の勉強法

数学は満遍なく出題されます。

①1年〜3年でやる計算ルールを正しく入れ直して!

 西尾市の中学生は学校で配布される新研究で復習できます。ここはなる早で対策してください。三年生に上がるまでには完璧にしておいてね!

 

②関数の復習を!

「比例(1年)」「反比例(1年)」「一次関数(2年)」「二次関数(3年)」のことです。

毎年5点分くらいここから出ます。22点中の5点はでかいよ!

これもまずは新研究や教科書の章末問題を中心に復習を!

 

③「確率(2年)」「資料の活用(1年)」は2年生のうちに。

これは毎年出ます!

これも新研究や教科書の章末問題で対応できます!

 

④上位校(西尾/刈谷/岡崎/刈谷北/安城東レベル)を目指す子は図形も!

上位校志望の子はここで差がつきます!

点と線の関係や、各図形の定義、条件、性質を洗い直しておこう!

直接的には問われなくても、この辺りの知識をスムーズに使えることが解法発想の鍵になります。

社会

難易度

出題形式は結構変化がありましたし、何より解いてて疲れた!笑

国語、数学と解いてきてのこれは結構しんどい人が多かったのでは?

あとは完答問題(2つ合ってて1点)が増えたのも、キツいな〜と思いました。

平均点は昨年より下がっていると予想します。

 

変更点

今まで「地理」「歴史」「公民」が各大問2つずつありましたが、今年は「公民」が1つになりました。

全体的に資料を使った問題が多くなりました。

来年度以降の勉強法

単純な知識を問う問題は少なく、「知識を基に資料を読み解く力」が重要になります。

いつも定期テストで、用語だけ覚えて満足している人は、かなり苦しみます。

 

①「歴史」は流れもきちんと把握しよう!

 単純な用語暗記だけではなく、流れを覚えましょう。

 教科書は流れがよくまとまっていますので、読書のような感覚で読んでみるといいと思います。

 

②「地理」は主要な国の産業や地形、47都道府県の名産品や特徴、各工業地帯の特徴などを復習しよう。

 「愛知県といえば??」「中京工業地帯といえば??」そういった知識を突破口として、資料を読み解いていけると良いです。

 

理科

難易度

スタンダードな問題が多く、過去問や予想問題の演習をしっかり積んだ人には簡単だったかなと思います。

平均点は例年より高そうです。

変更点

特にありませんでした。本当にいつも通りでした。

来年度以降の勉強法

問題は、実験や観察とセットになっています。

問題文を読んだ瞬間に、「なんの実験をしているのか」「それはどういう結果につながるか」まで考えを至らせてほしいです。

加えて、全ての単元において、「なぜその実験結果になるのか」まで考察を巡らせてほしいです。

単純に用語や公式を暗記しているだけでは、対応できません。

 

英語

難易度

マーク方式になった影響で大問1.2がかなり正解しやすくなったと思います。

大問3.4は若干の出題の変化はあれど、基本的にはいつも通りでした。

しかし大問2のthoughや大問4のtherefore/ On the other handのように、あまり見慣れない表現も多かったです。

トータルで見ると平均はいつも通りか、少し上がるかな?という感じです。

変更点

大問1が英作文から、英文の空欄補充になりました。

大問2が単語の空欄補充から、並べ替え問題が加わりました。

大問3は長文読解ですが、(5)に日本語の空欄補充が新たに追加されました。

大問4は会話文という大枠は変わりませんでしたが、資料の読み取り問題が追加されました。

5教科の中で一番変化が大きかったです。

来年度以降の勉強法

「単語や表現」「文法知識」を元に正確に読み取っていく力が必要です。

①単語や表現の知識がガタガタな人

 教科書の本文訳を丸暗記してしまいましょう。その時にきちんと1つ1つの単語と日本語の意味を照らし合わせていくことが重要です。

 

②文法は新研究で復習してください。

 

③教科書の本文訳を通じて、英文の構造をとっていく練習を!

 

英語はあまりに遅れがひどいと、夏からやっても間に合いません。

早め早めに手を打ってください。

 

 

まとめ

5教科トータルで見ると、マーク方式になったからといって簡単になったわけではないことがわかります。

単純暗記では絶対に乗り切れないのが入試です。

うわべだけの勉強ではいけません。

 

問題文を丁寧に読む。根っこの部分までの理解。深い考察。実験的思考。1問1点への執着心。

こういった部分を鍛えていかねばなりません。

 

上位校を目指さない子もこれは同様です。

自塾の生徒含め、簡単に鶴城丘、碧南と口にする子が多いですが、ちゃんと勉強してないと普通に落ちます。

 

受験は残酷です。どれだけ頑張っても最後は「合格」「不合格」と仕分けされます。

 

来年のこの時期、笑うか泣くか。

 

もう今から競争は始まっていますよ!

 

それではこの辺で。