どうも塾長です。

 

本日は公立高校入試の合格発表でした。

自己採点の結果を報告してもらっていたので、ある程度の結果は予想できていましたが、やはりドキドキな1日でした。

 

西尾高校  1名

碧南高校 1名

碧南工科高校(機械電子) 2名

 

今年は人数少なめの学年でしたが、全員がチャレンジングな受験でしたので気が抜けませんでした。

ゆえに全員第一志望合格!とはなりませんでした。

しかし一人一人の受験生、保護者の方たちにドラマがあって、それを1番の特等席で見れたのは、毎年のことですが楽しかったです。

 

中3生へ

この合否で人生は決まらない。

第二志望でも第一志望でも、また新たなスタートラインに立っただけ。

ここからまた自分の進みたい道を見つけて、努力を積み重ねることが重要だからね!

自分の人生、全部が全部、第一志望で進み続けられることの方が稀です。

でも努力さえしていれば、結果は伴わずとも、自分の中に「何か」が残ります。

その「何か」がめちゃくちゃ大事なんです。

 

最後に太宰治の「正義と微笑」の一節を書いておきます。


 

勉強というものは、いいものだ。代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記あんきしている事でなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ! これだけだ、俺の言いたいのは。君たちとは、もうこの教室で一緒に勉強は出来ないね。けれども、君たちの名前は一生わすれないで覚えているぞ。君たちも、たまには俺の事を思い出してくれよ。

 


 

 

それでは!