どうも塾長です。
進学塾xでは、生徒募集は小4〜ですが、お願いされたらなんでも受け入れてしまうので、少数ですが低学年の生徒も在籍しています。
そんな低学年の生徒の成長が最近著しいので、記録代わりに書いておきます。
入塾当初、勉強が嫌すぎて教室から逃げ出したり、泣いていた生徒がいました。
しかし今では
「まだ勉強したい!」
「これもうできるよ!」
果てには
「100点取ったから塾長に見せて!」
とお母さん経由でLINEが来たりと、快進撃を続けています。
低学年におけるテストの点数は人格形成に大きく影響を与える要素だと思っています。
テストができなくても、何か一つ秀でたものがあれば良いですが、それも無いと特に小さい子はどんどん自己肯定感が下がってしまいます。
「点数」という数値が明確に出て、いやでも周りと比較すること、比較されることになってしまうからです。
周りの子は当然のように80点以上とってくる中、自分だけが、もしくは自分含めた少人数の子だけが80点に届かない。
これは周りの目を気にしがちな子からすると辛いものがあるはずです。
なんとかしてあげないとな、と思って指導に当たっていましたが、やっと結果として表れて一安心です。
備忘録として、取り組んだことを箇条書きで示しておきます。
もし今低学年のお子さんの勉強で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非ともご参考までに。
●「できなくて当然」という姿勢で接する
→普通の子にとっては当たり前のことでも、苦手な子にとっては当たり前ではない。少しでもできたら褒めることを徹底。
●「何でこれがわからんの!」とは絶対に言わない。態度にも出さない。
→子供は大人の言動や態度を敏感に察知します。「間違えること、わからないこと=ダメなこと」と認識させてしまうと、状況は悪化します。
●言葉で説明ではなく、視覚に訴えかける教え方
→低学年はまだ論理的思考が育っていない状況です。言葉で「なぜそうなるのか」を説明しても理解ができません。
そこで算数に関しては、絵を描いたり、小銭を大量に用意して、目に見えてわかる形で教えました。あとは長さや重さの単位に関しては、数量感覚が大切だと思ったので「1Lは牛乳パックくらいの量」「1mは◯◯君の首くらいまでの高さ」など、実生活と数量が一致するような指導を心がけました。
●ゲーム要素を取り入れる
→例えば九九が中々言えないような場合、頭で考えるより先に口が動くような状況を目指したいです。
そのため、まずは九九の表を見ながら素早く読ませるような手法を取りました。
その際に「2分で全部言い切ろう!」と言って、スマホのタイマーを使って時間と競争させたりしました。
すごく楽しそうに早口で言っていたのが印象的です笑
他にもあったような気がしますが、とりあえず思いついたものをザッと書きました。
誰かのお役に立てれば光栄です。
それでは!