どうも塾長です。
今日は小学生の、特に低学年のお子様をお持ちの方に向けての記事です。
夏休みが始まり、一番のお困りごとであろう、宿題。
その中でも特にやらせるのが大変なのが、作文、読書感想文ではないでしょうか?
今日は作文の「書かせ方」についてまとめました。
あくまで、提出するまで持っていくための方法です。
賞を取るとか、そういうレベル感の話ではありませんので悪しからず。。
それではいきましょう!
①テーマ決め
まず初めは、「何について書くか?」
これを決めねばなりません。
宿題の一覧が書かれている、学級だよりには
「旅行や、どこかに行った、のような日記に近いテーマは望ましくない」
と書かれていることが多いです。
これには塾長も同意で、日記のようなテーマだと、メリハリのない冗長な作文になりがちです。
要は、読んでていて苦痛に感じるような作文になってしまいます。
読んでいて苦痛ということは、書いているのはもっと苦痛です。
じゃあ何ならいいのか。
●家族について
→父のみ、母のみ、兄弟のみ、に絞った方が良いです。
●習い事や部活動
→よくあるテーマですが、試合で勝った負けたではなく、日々の取り組みに焦点を当てるとオリジナリティが出ます。
●苦手なこと
●得意なこと
●自身が成長したこと
●自身が発見したこと
色々ありますが、とにかくテーマがザックリすぎると、薄っぺらい作文になりがちです。
テーマは狭い範囲に絞って決めましょう。あとは、テーマを決めるときに、オチもセットで考えておきましょう。
「家族について」
ではなく
「ビールを飲んでいる時のお父さんについて」
オチは「お父さんへの感謝」
みたいな感じで!
②書かせる
テーマが決まったら早速書かせてください。
なかなか筆が進まない子の姿を見ていると
「もう自分が書いたほうが早いわ!」
となってしまいそうですね笑
しかしそこがグッと堪えて、まずは書かせてください。
どんなに短くても大丈夫です。
(ここで代わりに書いてしまうと、いつまで経っても作文が書けないままの子になってしまいます)
いつ、誰が、どこで、何を、どうした(情景描写)
+自分はどう思ったか、自分はどう考えたか、自分ならどうするか(オリジナリティ)
このフォーマットに当てはまるように書かせれば大丈夫です。
これが作文の種になります。
③文章を膨らます
ここからが大人の腕の見せ所。
種になる文章を膨らませていきます。
とにかく字数が足りていないと、完成しませんので、子供から文章を引き出していきます。
そのために、子供に問いかけを行います。
【問いかけ例①】
「プールに行きました。」
→「どうやって行ったの?」
→「天気はどうだった?」
【問いかけ例②】
「流れるプールが楽しかったです。」
→「どういうところが楽しかった?」
【問いかけ例③】
「練習を一生懸命頑張りました。」
→「もうちょっと詳しく教えて。」
→「どうやって頑張った?」
→「その時どういう気持ちだった?」
事実のみや、簡単な感情表現しかなされていない文章に、
詳しい感情表現や、情景、子供自身の考えを肉付けしていくイメージです。
④仕上げ
③までの時点で、字数は足りている状態にしてください。
そうしたら、あとは全体を一貫性のある文章にするために、パズルのように組み替えていきます。
全体を通して読んでみて、特に引っ掛かる点がなければOKです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
作文どうすればいいの!?
といった保護者の方のお役に立っていれば何よりです。
それではこの辺で。