どうも塾長です。
ご存知の通り(?)進学塾xは厳しい塾です。
塾長本人は厳しいとは一切思っていませんが、一般的には厳しいそうです。
では厳しいとは?
出来なかったらしばかれる??
わからないものがあれば怒鳴られる??
そういった厳しさではありません。
しばいて、怒鳴って、できるようになるならそうしますが、
そんなのは生徒を萎縮させて、逆効果になるだけです。
①塾長基準の「できる」状態になるまで一切の妥協を許していない。
②大人と同じような価値基準で生徒に接する。
これです。
①塾長基準の「できる」状態になるまで一切の妥協を許していない。
塾長基準の「できる」状態は以前の記事に書きました。
例え問題が◯でも徹底して根拠を聞きます。
「この数字は何を表してるもの?単位は?(算数、数学、理科)」
「なんで掛け算だと思った?(算数、数学、理科)」
「主語と述語は?(英語、国語)」
「このandは何と何を繋いでるの?(英語)」
「この日本語訳から、どんな表現を使うと推測した?(英語)」
「この文のこの単語の意味を説明して。(国語)」
などなど枚挙にいとまがありません。
やっぱり問題を解いて◯であるだけで、「できるようになっている」という判断をしてしまう生徒は多いです。
その認識のズレを徹底して、塾長基準に引き上げます。
今の自分の「できる」の状態じゃ、結果が出ないんだ。
と生徒自身に自覚してもらいます。
だから勉強の内容を教えるのはもちろんですが、生徒の思考習慣の矯正を重視して授業をやります。
それが無いと穴の空いたバケツに延々と水を注ぎ続けるだけになってしまいますから。。
やはりテクニックだけに頼りきって出す短期的な結果よりも、
長期的に効果を出し続ける根本的な思考習慣の矯正が先決です。
②大人と同じような価値基準で生徒に接する。
大人の世界=仕事の世界では、
・信頼
・結果
これが全てだと個人的に考えています。
(もう少し歳を取ったら違う考えになるかもしれませんが。。)
期限や約束を守らないことが常習的になれば、お客さんや仕事仲間から信頼を失います。
自分なりに一生懸命やっていても、結果が伴わなければ、お客さんに満足してもらえません。
つまり、信頼と結果が無ければ、お金を稼げないということです。
サラリーマンとして働くのであれば、最低限の給料はもらえるでしょうが、それ以上は見込めないでしょう。
身近な例で考えてみます。
レストランに行ったとします。
そこでみなさんは、ハンバーグ定食を頼みました。
そして出されたものが、全然違う商品だった。。
それに対して指摘ををすると、お店の人は「自分なりに頑張ったんです!」
と言ってきました。
お店の人はもちろん一生懸命作っていることでしょう。
しかしお客さんからしてみたら、
「違う商品が出てきた。」
という事実があるだけです。
しかも、自分なりに頑張ったという言い訳付き。。
多分もうそのお店には行かないでしょう。
もう一つ例を。
通っている塾の先生に、英文和訳の添削を頼みました。
すると先生は「明日までには返すね。」
と言いました。しかし、待てども待てども添削はかえってきません。
そんなことが何度も繰り返されます。
もう二度と頼むか!
ってなりません?
勉強はそういったマインドの基礎的な訓練になると考えています。
・提出物は期限に間に合わせましょう。
・テストは期日までにしっかり結果が出るように勉強しましょう。
短期的に見れば大変で面倒なことかもしれませんが、大人になって働いた時、このマインドはきっと役に立つはずです。
もちろん、自分なりに一生懸命やることは意味がないわけではありませんし、今まで一切頑張ってこなかった生徒が頑張り出したら評価はします。
しかし、それで良し、それ以上は求めない。
としてしまったら?
それこそ生徒の将来の伸び代を縮めることになってしまいます。
まぁ大袈裟くらいに褒めちぎって、ヨイショヨイショしてくれる塾の方がウケはいいんでしょうが、
塾長的にこの2点は曲げられないポリシーです。
生徒に口うるさいジジイだなぁ。
と思われても、大人になって働く立場になった時、
あのジジイの言ってることは間違ってなかったな。
と思ってもらえたら講師冥利に尽きます。
長々と失礼しました!
それではこの辺で。