どうも塾長です。

 

昨日から急に寒くなりましたね。

体には気をつけて、元気にいきましょう!

 

さて、岡崎高校、刈谷高校は言わずとも知れた進学校ですが、西尾高校はいかがでしょうか?

進学校なのかどうなのか、微妙なラインです。

(あんまり母校を下げたくはないですが。。笑)

 

それでも、西尾地区で生きていく分には西尾高校出身というのは、最低限の頭脳の補償になっている感じもあります。

少なくともお勉強は苦手じゃなかったんだね。みたいな。

 

そんなイメージの話はさておき、岡崎、刈谷のようなTOP高を目指す子と、西尾高校のような準TOP高(?)を目指す子は、勉強量自体にさほど差は無いように感じます。

 

しかし同じくらいの努力量なはずなのに、100点近く取れる子から、どうにかこうにか80点は超える、のような差が出ます。

もちろん、100点近くとる子は岡崎、刈谷へ、80~90の子は西尾へ。となります。

 

めちゃくちゃ頑張ってるのに、80点、90点を越えられない。

これはもう他のところに原因があります。

自身を客観的に分析しきれていません。

ガムシャラな努力だけで到達できる場所には限界があるのです。

 

生まれ持った知能の差ももちろんあります。これは否定できません。

しかし、それ以上に、取り組む姿勢に問題があると考えます。

 

結論から言うと、「できた」「テストで出ても大丈夫」と判断する基準が低いのです。

もっと具体的に言えば、「回答の根拠が曖昧なまま」「パターンの暗記」で乗り切ろうとするからです。

 

しかし、当の本人にその自覚はおそらく無いでしょう。

 

だから進学塾xでは、授業を通して見えてきた「生徒自身が思うOKのライン」と「客観的に見てOKのライン」の差をとにかく埋めます。

その差を埋めないことには、「頑張ってるのに成績が上がらない!」というのに繋がってしまうからです。

 

例えば、今回の中3英語の範囲で、

 

This book was easy. / I read it. この2文を1文に直しなさい。

 

 

答え

This book (which or that or 省略) I read was easy.

 

とすべきなのですが、

 

This book was easy (which or that or 省略 )I read.

 

こんな間違いしてませんか??

 

中3関係代名詞の単元は、

 

・関係代名詞節は、先行詞の直後に付く。

・先行詞=関係代名詞節の被修飾語

 →どれが被修飾語かパッとわからなければ一度和訳して考えてみる

・先行詞が「人か人以外か」「先行詞は関係代名詞節の中で、もともと主語の位置だったか、目的語の位置だったか」

これらの判断の元、which(that),who(that)の使い分けを行う

 

この部分がきちんと抑えれた上で回答に移れないといけません。

根本にあるルールを意識しないまま、「関係代名詞節って文末に付きがちだよね」という根拠のないパターン暗記で乗り切るから、不完全な状態でテストに臨んでいることになるのです。

 

答えを覚えるより、「なぜその答えになるのか」を徹底して言語化しないとダメなんです。

 

もちろん「今回は期末で範囲も広く、そんな1問1問丁寧にやってる時間がない」という意見があるのもわかります。

だけど、回答の根拠が曖昧な問題を100問、200問積み重ねても、それはあまり効果的だとは言えません。

 

そして、根拠を徹底して深ぼる習慣がないと、高校では間違いなく詰みます。

西尾刈谷岡崎を目指すような子は、大学受験を真剣に視野に入れていると思いますが、パターン暗記で乗り切れる大学はごく僅かです。

 

高校生の子が、この記事を見てくれているかわかりませんが、

 

例えば数Iの三角比で、

sin30°=1/2, sin45°=√2/2、sin60°=√3/2

を丸暗記してる方はいませんか?

 

もちろん計算をする上では、暗記しておかないとスムーズに計算できないわけですが、

きちんとなぜその数値になるのか理解しておくのは重要です。

説明が長くなりそうなので、ここでは省きますが、教科書にしっかり説明があるはずなので確認しておくと良いです。

 

あとは数Aで、どのような場合にPを、どのような場合にCを使うかの区別はきちんと言語化できていますでしょうか?

「そんなの、並べ方を数える時がPで、選び方を数える時がCでしょ!なめんな!」

と言われそうですが、なぜCを使うと選び方の数が求まるかは大丈夫ですか??

 

などなど、とにかく根拠を深堀りしていく姿勢が、本当の理解につながり、またそれが応用問題を解く力になっていきます。

 


 

先述の通り、学力は生まれ持った能力、育ってきた環境は大いに影響します。

 

しかし、努力でカバーできる部分も多いです。

 

塾としてやるからには、頑張る生徒はできる限り上げてあげたいと思うわけです。

 

そのために原因を突き詰めて、解決策を提示するのは、塾の役目だと考えます。

 

テストまであと3日となりましたが、

 

高得点のコツは

 

回答の根拠を明確にする!

 

これです。頑張ってください!

 

それでは。