どうも塾長です。
公立高校入試まで残り1ヶ月半ほどとなりました。
ここで各高校の合格ラインの目安を(昨年データより)
①不合格者が出始めるライン ②合格者と不合格者が半々のライン ③合格最低点
として列挙していきます。
岡崎高校 ①97/110
②91/110
③90/110
刈谷高校 ①96/110
②92/110
③90/110
西尾高校 ①82/110
②80/110
③72/110
西尾東高校 ①58/110
②55/110
③54/110
碧南高校 ①59/110
②不明
③42/110
吉良高校・一色高校・碧南工科高校は全学科定員割れ
鶴城丘高校 点数データは無し/合格者平均偏差値43.5/合格者最低偏差値32(このデータは推薦で合格した子かと。。)
ザッとこんな感じになっております。
内申点が十分ある子は②の点+5、内申点が足りていない子は①の点+5が合格の目安となります。
(岡崎、刈谷志望は全教科満点を目指してください)
過去数年分のデータを見てみても±2点程度なので、今年もこの目安で間違いなさそうです。
+5点とした理由は、本番当日はいつもと違う精神状況、環境でテストに臨むことになる子が多いからです。
(開き直っていつも以上の力を発揮できる子もいますがかなり稀ですね。。)
それを考慮して+5点くらいは取れる実力をつけておけば、状況変化による失点を相殺できそうですね。
入試本番まで残された時間はわずかです。
中3生の皆さんは、全力で勉強に取り組んでいることでしょう。
そしてすでに合格ラインの学力に到達している子、まだまだ足りていない子、状況はそれぞれかと思います。
そこで、残りわずかの状況では、勉強の戦略が非常に大切です。
自分の状況をよくみて、何をやればかけた時間に対してのリターンが大きいか、そこをよく意識してください。
塾に通っている子は、塾の先生から何をすべきかの指示はもらっているはずなので、それに従いましょう。
例えば、愛知県の公立入試では全科目全問題の中で、数学の最後の図形問題が多くの人にとって難関です。
しかしそこは、全部正解できても4点です。
なので、もしも他の科目でまだ未熟な部分が残っているのであれば、他の科目に時間を割くべきです。
数学の最後の図形問題で4点とる労力>>>他の科目でもう4点稼ぐ労力
だからです。
もう他の科目は十分満点近く狙える。あとは数学の図形だけが苦手だ。というのであれば、そこに割いてください。
英語や国語は、単語や文法が覚束ない、語彙力が低いような場合、今からだと手の施しようがないので、理科や社会、数学の大問1の対策に時間を割くのをお勧めします。
ちなみに塾長が難問だと判断する基準は、
「基礎基本が定着している状態でもパッと解法が浮かばない」「発想力が問われる」「複雑に情報が絡み合っている」
状態の問題です。
それ以外を難しいと感じるのであれば、それは単に基礎基本が欠落しているだけです。
早急に新研究などの問題集で穴埋めをしてください。
話を戻し、「発想力」とはかなりアバウトな表現ですが、「基礎基本を高速で試行錯誤できる力」「複雑な状態のものから、シンプルな部分を抽出する力」と言い換えることができます。
これに関しては具体的な問題を用いて次回の記事で詳しく書こうと思います。
それではこの辺で。