どうも塾長です。

 

夏期講習準備に、宿題企画と、ブログを書く時間が全く取れていませんでした。

 

夏休みに入って早1週間。秒で時間が過ぎ去りました。

 

毎年、初めの数日は

「まだ始まったばかりなのに、これで夏乗り切れるのか・・・??」

というくらい疲労困憊になりますが、なんやかんやでそのうち激務に体が慣れてきます。

まだ10年はバリバリやれそうです。十分な睡眠と食事は大切だとひしひし感じます。

 

 

本日をもって、宿題企画は終了。

参加者全員が自由研究以外は宿題が完了しました。

やったね!

 

そして夏期講習の準備も佳境を迎え、少しずつ時間に余裕が出てきました。

 

 

宿題企画には、本当にいろんなタイプの子が来ます。

 

普段塾の方は、やる気のある子、上を目指したい子が「ゴリゴリ勉強して、成績上げてくぜ!!」というスタンスなので、勉強が嫌で嫌で仕方ない子とはそんなに接する機会がありません。

 

ちびっ子たちの中には、ブーブー言って一向に手をつけようとしない子、一問ごとに質問という名の思考放棄or歩き回る口実作りをしに来る子、もう本当に色々なタイプがいて、その場を収めるだけでメンタルと体力が持っていかれます笑

 

本当に小学校の先生はすごいなと毎年思います。 

 

しかし8年もやっていると、制御の仕方は大体掴めてきます。

 

伝えることは中学生たちに伝えていることとほぼ変わりません。

意識していることは、大きく分けて4点。

 

一つ目は、やるべきことはとっとと終わらせた方が、気分良く過ごせる期間が伸びること。

二つ目は、当事者意識を持たせること。

三つ目は、「わかる」面白さを伝えること。

四つ目は、ダメなことは「ダメ」と伝えること。

 

これらを面と向かって「その子に対して」伝えること。

 

 

「想像してみ?このまま「やりたくないー」って言ってても何も変わらんで?んで、全部終わらせちゃえば、この後どれだけ遊んでも、誰にも文句言われんで??そっちの方が良くない??◯◯くん/●●ちゃんはどっちがいいん??」

 

「これは俺の宿題じゃないからね。〇〇くん/●●ちゃんが手を動かさんと、ずっとこのままやで??」

「しっかり考えてわからんなら助けるけど、考えずに持ってきても俺は知らんよ?」

 

「今、しゃべっていい時間だっけ?(圧)」

「今、歩き回っていい時間だっけ?(圧)」

 

(文字に起こしてみると、だいぶ怖い先生だな笑)

 

みたいなコミュニケーション+基本は自分でやる意識を持たせる+守るべきラインの注意+わかるように教えること。

 

手直し&サポートは骨が折れますが、大体これでみんなやってくれます。

 

よく言えば純粋。

雑に言えば、チョロくて助かります笑

 

将来自分の息子が「こんな感じになったら、どう接するか?」を強く意識するようになったのは今年からですね。。笑

 

 

「ダメなもんはダメ」「自分のことは自分がやる、それで無理なら大人を頼る」「やるべきことはやってから遊べ」

 

 

これは、本当に息子に言葉が通じるようになったら徹底したいことでもあります。

子育ての予行演習みたいな感じで少しありがたいです。

 

そして、この宿題企画を通じて強く感じるのは、勉強がいやでいやで仕方ない子だって、本当は心のどこかで「わかりたい」とおもっているんだなということです。

 

その子のわかるレベルから、その子の反応を見ながら、一つひとつ順を踏んで教えて、よそごとを考え始めたら意識をこっちに向けさせて、粘り強く粘り強く教えて、

「わかった!」「なるほど!」

を体験させてあげると、表情がパッと明るくなります。

 

小学生は反応が純粋なので、本当にわかったかどうかは判断しやすいです。

 

親御さんから「ウチの子勉強嫌いで、、」とお迎えの時に言われたりもしますが、

おそらく、「わかった」という経験をしたことが極端に乏しいが故だと思いました。

 

 

この企画をやるまでは、「まじで小学校の先生は、最低限の学力を付けさせてから送り出してくれよ。。」と思ったりもしていましたが、正直それがかなり困難であることも身をもって実感し続けています。

そして共働きが多い昨今、一昔前みたいに専業主婦のお母さんがつきっきりで勉強を見ることも難しくなりました。

 

公的機関の中に、一人一人に適切に勉強を教えてくれる場があれば良いのですが、それも無いのが現状。(塾長が知らないだけかもしれませんが)

 

塾などに通わせるのが一番手っ取り早い解決策ですが、本当に勉強が苦手な子をある程度できる状態にもっていくためには、週1.2時間通う程度では焼け石に水なのも事実。

今回のように1日数時間単位で勉強だけを見る時間が取れれば、効果は抜群ですが、それを継続的に通わせ続けるのは経済的負担が大きすぎる。(ウチの塾の場合は、大卒初任給くらいの金額にまで膨れ上がります。。)

 

なかなか難しい問題だ。と思いましたし、昨今の学力格差はこういったところから出てきているのかな、とも感じました。

 

煮え切らない締めにはなりますが、将来的に、勉強に特化した学童(幼稚園の小学生版みたいな?)を作ってみるのもアリかなぁ、などと考えてはいますが、資金はどうすんねんという話でして、、

 

行政の方がこのブログを見ているとは思いませんが、もし見てたら、そういうの作ってみませんか??

もし見てたらノウハウはあるので、声かけてください!

 

それでは。