どうも塾長です。
学習時間は十分とっているはずなのに、イマイチ成績が振るわない。
頑張って5教科450点くらいまでは伸びたが、その先が遠い。
定期テストは良いのに、学テや模試になると急に悪くなる。
今回はそんな人たちに向けてです。
学習時間は十分とっているのに結果が伴わないと、
「自分の能力はここまでなのか。。」
と落胆してしまうこともあるかと思います。
しかし自問自答してみてください。
「なんかよくわからんけど、とりあえず覚えておこう。」
こんなふうに取り組んでいる問題があったりしませんか?
「答えが合ってるから、それでいーじゃん!」
と考えているのであれば、それは甘いです。
(過去の知識の抜け漏れが多く、理解力も高めではない。だけどとりあえず内申を稼がなければいけないんです!みたいな子は、ひとまず上記の取り組み方でも大丈夫です)
今、軽く見ている「そこ」にこそ、更なる飛躍の鍵が眠っています。
上記の人たちの多くが、いわゆる「応用問題」に苦手意識を持っています。
「応用問題」というのは基礎基本の組み合わせ、または基礎基本を巧妙に言い換えたものです。
つまり、「応用問題」が解けないということは、基礎基本が不十分であるということになります。
基礎基本が十分な状態は、「基本問題が解ける」ことではありません。
「基本事項を正しく理解し、自由自在に操れる」状態が、基礎基本が十分な状態です。
基礎基本が十分な状態であれば、応用問題も練習すればしっかりした理解できるはずです。
例えば、今回中3のテスト範囲に入る平方根。
Q:7の平方根を答えなさい
A:±√7
Q:√7^2を√を使わず表しなさい。(^2=2乗)
A:7
なわけですが、
どんなときに±が付くのか?
で迷う子は意外と多いです。
ここで迷うということは、
「とりあえず±と√つけとけばいいんでしょ」
的な思考回路に陥っていると推測されます。
教科書を読んでみると、
「二乗するとaになる値をaの平方根という」
と書かれています。
つまり
Q:7の平方根を答えなさい
=二乗すると7になる数は??
と言い換えることが可能になります。
なので、「+√7と−√7の2通りあるな。」
と結論づけられます。
また、
Q:√7^2を√を使わず表しなさい。(^2=2乗)
は、
√7が、二乗すると7になる数(=√7と-√7)のうち正の方
であるので、それを二乗したら7なのは当然です。
これが−7になる可能性はありません。
この辺りのことがきちんと理解できてくると、
Q:x^2=121を満たすxの値を求めなさい。
のような応用問題も
「あー、結局121の平方根を求めなさい、の問題と同じだな」
と対処していけるのです。
その場しのぎの勉強は、正直楽ちんです。
体は疲れるけれど、頭は全然疲れません。
しかも本人に「頑張った感は残る」し、周囲も「頑張ってる風に見える」ので非常に厄介です。
そしてその場しのぎなので、テストが終わればするすると抜け落ちていく。
この調子で上位校を狙うというのは、いささか厳しいです。
仮に合格しても、今度は大学受験で詰みます。
解いている最中、解説を読んでいる最中の「もやっ」が「スッキリ!」になるまで向き合う。
「そういう決まりだから」ではなく、「なぜ?」を突き詰めて理解を深めていく。
そういう姿勢を、日々の勉強を通じて、体に頭に染み込ませていってほしいです。
定期テスト≦模試や学テ
のような成績であれば、ナチュラルにその姿勢が身についている証拠なので、ご安心ください。
それでは。
(久々に気合い入れたブログ書いたら疲れました。自分が情けない。。)