どうも塾長です。
「勉強する」という言葉には2種類の捉え方があると思っています。
一つは知的好奇心を満たすためのもの。
一つは試験やテストを突破するためのもの。
前者の勉強は非常に楽しいですが、後者の勉強は修行です。
前者の勉強は「へぇ〜そういうことか!」で終わっていいですが、
後者の勉強は「使いこなせるぞ!」となるまで続けねばなりません。
学校の勉強は圧倒的に後者の勉強です。
塾に通えば「楽しく成績が上がっていく」というようなイメージを抱かれる方もいらっしゃるでしょうが、
その楽しいは趣味的な楽しさではなく、自己研鑽、自己成長的な部分で感じる楽しさ、つまり充実感です。
そこに至るまでに、大なり小なり苦しさがあるのは当然です。
それを乗り越えた先にあるのが、何ものにも変え難い充実感であり、楽しさなのだと思います。
もちろん導入としてfun的要素は大事ですが、その後の修行の部分は避けては通れません。
まず今後塾通いを検討される保護者の皆様、子供たちには、そこをご理解願いたい。
入塾面談でもこの話は必ずしています。
(別に塾に成績アップ、志望校合格を求めてないよ、というのであれば、多分ウチは向いてません)
頑張らなきゃいけないのはわかっている。
だけど目の前の誘惑に負けてしまう。
こういう子は多いです。子というより大人でもそうだと思います。
だからライザップが流行るのだと思います。
ダイエットはしたい。ジムも契約した。
しかし楽したい、苦しい思いをしたくないのを自制できない。
だから他人にお金を払って、自分の欲に負けない環境に身を置く。
塾というのはそういう場所だと思っています。
しかしライザップに通っているけど、トレーナーの指示を聞いても、食生活を改善しない。
これでは痩せませんね?
塾も同じで、通っているだけでは成績は上がりません。
塾の先生からされた指示を、忠実に実践してこそです。
だから、どこの塾に通うかももちろん大事ですが、それ以上に子供自身がどれだけやるかの方がずっと大事です。
やる気の有無はどうでも良いです。ただ子供自身に希望する将来があって、それに対して必要なやるべきことをやれているのか。
そこができて初めて、塾通いは価値を持ち出します。
(志望校合格、成績アップを求める場合)
そして常に塾長が心がけているのは、数年後泣くくらいなら、今泣いとけ!です。
つまり、楽な状況をだらだら続けた結果、数年後の入試で泣くことになるよりも、
今厳しい環境でしっかり成長して(=泣いて)、数年後の入試で笑ってた方が良いでしょ??
ということです。
と言っても、365日、全て捨てて勉強に捧げろと言っているわけではなく、
非受験学年はせいぜい定期テストの2〜3週間くらいは頑張れよ。
毎回の塾の宿題くらいはしっかりやってこいよ。
と言っているに過ぎません。
その時行ける高校ならどこでもいいよ。
というのであれば話は別ですが、
それなりに希望しているところがあるなら、それに見合った努力はしましょう。
塾含め、周りの大人は、あくまで合格の「お手伝い」しかできませんから。
最後にやるのは自分やで!
それでは。