どうも塾長です。
昔の話になるのですが、ある保護者の方から
「子供がテスト期間中、調べ物をするという理由で部屋にスマホを持ち込むんですけど、それって大丈夫なんですか?
調べ物するって言われちゃうと、強く言えなくて。。」
というご相談をいただいたことがあります。
「わからないところを調べるため」と言われると、腑に落ちない部分はあれど、許可せざるを得ないですよね。。
恐らくその保護者の方の腑に落ちない部分は、「わからないところを調べる」と言いながら、「YOUTUBE見たりしてるんじゃないの??」「他のことに気を取られちゃうんじゃないの??」といったところにあると推察します。
それに対する塾長の答えは、
「調べるなら、教科書や解説で!」
の一択です!
と、結論だけ伝えても、子供は納得しないはずなので、理由も併せて書きます。
スマホで不明点を調べるのがダメな理由①
一見、スマホで調べるのは、教科書や解説で調べるより合理的に思えます。
検索すれば一発で出てきますからね。
しかし、一見合理的なこの方法。伸びを阻害します。
なぜかというと、わからない部分の周辺情報に触れる機会を失うからです。
わからない問題があるとき、その問題のみがわからないのではなく、周辺情報含めてわかっていない場合が多いです。
例えば歴史。
「織田信長は、安土城の城下町で、( )の政策を行なった。」
という問題があるとします。
これをスマホで調べるとこんな感じでしょうか?
すると検索結果として色々出てきますが、スマホで調べる子の心理として
「なるべく手っ取り早く答えが知りたい」
「長い記事は読みたくない」
のような気持ちが想像できます。
どうですか?学生の皆さん、当たってます??笑
すると、長ったらしい記事ではなく、下の画像のように簡潔に書かれているものから探そうとするのではないでしょうか??
ここから、問題文に「安土城の城下町で行なった」とあるので、
「楽市楽座」
と正確に答えを読み取れるなら、まだ良いですが、
よく考えない子だと、「キリスト教の容認」「差出検地」など、目に付いた単語をそのまま書いたりしています。
加えて、楽市楽座とはどんな政策なのか?
を知ることなく、学習を終了することになります。
しかし教科書を見れば、
「安土では市での税を免除し、特権的な座を廃止しました。(楽市・楽座)」
と書いてあるので、どんな政策だったかまでを確認することが可能です。
周辺情報まで抑えて、初めて知識は役に立ち始めますから、やはりスマホで調べるのはかえって非効率であると言えるでしょう。
スマホで不明点を調べるのがダメな理由②
理由①を見て、僕は、私はそんな適当に調べんわ!という子もいるでしょう。
しかし、スマホを勉強に持ち込むというのは、やはりデメリットが大きすぎるのです。
先述の保護者の方が恐らく心配していたであろう、
「他のこと(SNSなど)に気を取られないか??」
ここです。
しっかり調べられる子にとっても、スマホの誘惑は抗い難いものがあります。
(僕は私は鉄の意思を持ってるから大丈夫だ!というならこれ以上は何も言いませんが)
調べ物をしている最中に来るLINEの通知。
とりあえず返信だけしちゃお〜、といじり出したが最後。
気づいたら数時間が経過している経験はございませんか??
このデメリットがあまりにも大きすぎるんです。
やはり勉強しに自室に行く際、スマホを一緒に持って行くのは(持って行かせるのは)止めるべきです。
「調べ物をする」というテイで、勉強する自室にスマホを持っていく子供になんと言ったらいいのか??
という問題にお困りの保護者の皆様。
この記事の内容のことを言っちゃって大丈夫です!
勉強するときに自室にスマホを部屋に持ち込んでいる子達。
メリハリは大事やで?
スマホがいじりたいなら、リビングで堂々といじろう!
それでは。