どうも塾長です。
新規入塾の波も収まり、今年度の塾生が定まってきた今日この頃。
全塾生に繰り返し繰り返し伝えていることがあります。
これがタイトルの
「お前が変わらな、何も変わらんぞ。」
塾生にはもちろん、体験授業・入塾面談の際にも強調して伝えています。
テストで点が取れない子、イマイチ伸びが悪い子に共通しているのは、
勉強に対する当事者意識の薄さ
です。
指導をしていても、
「なんでこの子はこんなに他人事なのだろうか??」
と思うことは多々あります。
でもそれは仕方のないことなのかもしれません。
まだまだ中学生。
生活は親が面倒を見てくれるし、ほとんどの子が公立中学に進学するため、その場所は自動的に決まっている状況。
自分で何かを決断して、実行する機会が乏しい子がほとんどです。
だからこそ、大人が働きかけて、当事者意識を芽生えさせていく必要があると感じています。
とはいえ人生どこかのタイミングで、当事者意識というのは芽生えてくるはずで。
それが受験かもしれないし、部活かもしれないし、就職かもしれないし、結婚かもしれない。
しかし、受験に間に合わせるには、なるべく早めにその意識は芽生えさせたいのが本音です。
そこで、塾長は当事者意識の薄い子には、たびたび自分ごとで考えられるような対話を実施します。
授業の時間を全て、将来を考える話に使うことだってあります。
英語や数学を学びにきているのに、将来の話をするのは、一見遠回りですが、
当事者意識が芽生えてくると吸収効率が飛躍的に上昇するため、非常に効果的だと考えています。
伸びが良い子、成績の良い子はほとんどが
「テストでこの問題が出た時に『自分は』解けるだろうか?」
という視点を持っているんです。
そういう視点を常に持ち続けて勉強に取り組める子は、必ず伸びます。
そしてスポーツ経験がある方は、耳にしたことがあるかもしれないこのセリフ。
「練習のための練習をやっとるんじゃないぞ!」
と。
これは当然、勉強にも言えることです。
「目の前の勉強は、どのように将来に繋がっていくのか」
「なんのために今頑張る必要があるのか」
時間をかけて、何度も何度も繰り返し伝えて、対話をし、マインドに浸透させていきます。
なるべく早い段階で入塾してほしいのは、このマインドの面になるべく早い段階でアプローチをしたいからです。
なんかよくわからんけど、宿題で出てるから。
なんかわからんけど、やらんと怒られるから。
そういうことちゃうねんと。
行きたい学校、なりたい自分がある。
そのために必要だからやるんや。
こちとら勉強指導においてはプロだから、結果を出すために、宿題・自習の指示として出しとるんや。
英語や数学がそのまんま社会に出て役に立つことは少ないけども、
そしてテストの点数はそのまま幸せには直結しないけども、
それを学び、追い求める過程で得た勉強のやり方、考え方、粘り強さ、マインド、自信。
そういったもんが役立つんや。
ただ勉強を教えるだけでなく、こんなこともしっかり伝えていける塾でありたいと、改めて思うのでした。
それでは!