どうも塾長です。

 

先月、名古屋のウインクあいちで行われた、教材展示会に行ってきました!

 

「来年度から施行される小学生の教科書改訂」を見据えた教材の視察

 

が主な目的でした。

 

今回の改訂は、学ぶ内容自体に大きな変化は無いそうです。

しかし、英語は今まで会話中心だったものに、読み書きも加わってくるそうで、これは大きな進歩だなと、個人的に思います。

 

おそらく、小学校→中学校の接続が上手くいっていないことによって起きていた問題を解決しようとする動きですかね??

 

塾としては今までも読み書き中心だったので、英語に関しては今まで通りやっていく予定です。

 


 

 

ここから本題です。

 

公立中高一貫校対策のテキストも各社推していて(なんならそれがメインだった??)、興味本位で覗いてみました。

 

塾長は中学受験に関しては門外漢なので、公立中高一貫の発表がされたときも

 

「はぇ〜」てな感じで、ほぼ興味なしだったのですが、

 

今回の教材展示会で考えを改めることになりました。

 

一言で言うと

 

受験をしない小学生にもぜひ取り組んでほしい!取り組ませたい!!

 

と思えるような内容のオンパレードでした。

 

中学受験というと、

 

教科書の範囲を超えた難易度の問題(塾長がやっても難しく感じるレベル)が出題されるため、

小学校4年生くらいから専門の塾に課金しまくって、遊びも捨てて勉強する。

 

ようなイメージを抱かれる方が多いと思います。

塾長もそんなイメージでした。

 

しかしそれは首都圏の難関私立中の話で、

 

公立中高一貫校は、「教科書の範囲を超えた出題はしない」とされているらしく、

 

実際にテキストやサンプル問題を見て、思いっきりイメージを覆されました。

 

愛知県公立中高一貫校の入試問題は

 

 

・科目を横断したテスト

・オールマーク形式

 

 

で行われるそうです。

 

「科目を横断する」というのは、国語・算数・理科・社会の内容が絡められ、1つになったテスト。と思っていただけるとイメージしやすいかと思います。

愛知県教育委員会が発表したサンプル問題がリンク先から見れますので、ご興味のある方はどうぞ。

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/488246.pdf

 

公立高校入試は、どんな学力の子も基本的に受験するので、マーク形式でも異論は無いのですが、

公立中高一貫でもマークというのは少し個人的にガッカリです笑

 

そんな個人的な感想はさておき、結構いい問題だと思いませんか??

 

いたずらに難しいわけではなく、

 

「学校で習うことを単なる知識としてではなく、実生活と結びつけて考えを発展させていけているか?」

 

という普段からの学びの姿勢がかなり大事になるような設問だと感じました。

 

これは小中学生をメインで指導する立場としましては、

 

「こういうのがやりたかった!!!」

「こういう問題は公立中高一貫対策のテキストで扱ってたのか!!」

「こういう取り組みが小学生の時からできていれば、中学で躓くことはなくなるぞ!」

 

と目から鱗超えて魚がそのまま飛び出る気持ちでした。

 

しかし特別な対策をしなくても、普段から「身の回りの出来事を、学校で習ったことと結びつけて考える」ことがナチュラルにできている子は突破できてしまうのでは??

 

と中受素人の塾長は思ったわけですが、教材会社の方曰く、

 

「おそらく、私立中入試よりも過酷になる。」

 

そうです笑

 

理由としては、

 

①私立中よりも定員が狭く、滑り止めという概念がないため。

②私立中志望も一部参入してくるため。

 

だそうです。

 

あとは、刈谷高校付属中や明和高校付属中はそのままほとんどの子がその高校に進むことになりそうですが、

 

西尾高校附属中のような、高校の偏差値が60ちょいのところは、高校受験で流出する割合が高まるのでは??

 

とのことでした。

(※例えば、刈谷高校附属中に進学したとして、必ずしも刈谷高校に進学する必要はなく、地元公立中に進学した子と同様、公立高校受験をすることも可能だそうです。)

 

ここは塾長も同感でした。

 

中高一貫を突破できる力を持つ子は、ちゃんと勉強を続ければ、高校で岡崎刈谷も狙える子たちなのでは??

であるなら、中高一貫で西尾に行っても、高校受験で刈谷などに流出する子も多いのでは??

 

とかねてより思っていました。

 

それに関しては蓋を開けてみないとわかりませんので、行先を見守りたいと思います。

 

 

しかし合格するかどうかは別として、小学生のうちから身の回りの出来事と結びつけて考える力を持つことは、その後のメリットがめちゃくちゃ大きいです。

 

その後の吸収効率が半端なく良くなりますし、ちゃんと勉強を続ければ、高校受験でも大きなアドバンテージとなります。

 

ここで門外漢だと自分のことを卑下した塾長はある発想に至ります。

 

大手進学塾のような、科目毎に担当がいるような塾より、進学塾xのような塾長1人で5教科見るような塾の方が、科目横断的なテスト対策は得意なのでは!?!?

 

実際の授業でも、

 

「理科の天気の部分は、社会の地理の気候帯の部分と結び付ければ理解が深まるで〜」

「それ数学の文章問題が苦手とか言ってるけど、主語述語読み取れてる??」

「英語がわからんっていうけど、そもそも国語の修飾語とかの言葉は理解できてる??」

 

的なことをもう少し詳しく言ってますしね!

 

 

そしてある決断をしました。

 

「受験をしない公立中高一貫コース」

 

を来年度から開講します!

今詰めの作業に入っています。(3月初めごろに大々的に募集をかけ始めます)

 

え!?受験しないの!?

 

となったかもしれませんが、受験してもらっても良いです!

 

ただ合格することには拘りません。

 

あくまで、その過程で得られるものに拘ります。

 

実際に本気で合格を目指しにいく子と、内容を学ぶのみでOKな子で、

 

こちらが提案する授業数は異なりますが、どちらにせよ長期的な目線で見てプラスになるのは間違いないです。

 

詳細が決まりましたら、また報告します!

 

それでは。